親と子の距離感について
先日紹介した『お受験の星』
絵のタッチがほのぼのしていますが、
その内容は本格的。
丁寧に取材した後がうかがえます。
父、母、子供の3人暮らし。
小学校6年生の息子の進路に悩むお父さんの苦悩から話は始まります。
『ウチの子には、、、』という思い。
一般的に、受験生を持つご家庭の場合、お母さんに『力が入る』傾向がありますが、
このご家庭ではお父さんが力が入っています。
経験上、父親に過剰に力が入りすぎると、危険なケースになる場合があります。
躾などもそう。
母親がうるさいぐらいに注意、父親は普段は抑えていて『本当にマズイ』時に叱る。
こういう親の役割分担が大切なんだと思います。
昨年のこと。
12月末、受験まで残り3ヶを切った時期に担当した生徒。
こちらのご家庭では、お母さんに相当、力が入っていて、苦労しました。
私は授業終了後、時間を作って
『受験はお母さんがするのではありません。お子さんです』
と何度も何度も繰り返しました。
心配するのは親の務め。
当然だと思いますが、それが過剰になってプレッシャーになってはいけません。
まして『真面目でおとなしいタイプ』の子にとっては悲劇としか言い様がありません。
その都度、お母さんからは『それはわかっていますが、、、』との答えが。
私は、この『が』が付いているウチは駄目だな、と内心思っていました。
合格発表の時、お母さんと電話で話したのですが、
その際、『私、やっと今、わかりました』との言葉が。
かなり我慢していた私ですが、この一言で救われた気がします。
私のような仕事をしていて、最も困るのは
『成績が上がらなかったら、お金を返してもらえるのでしょうか?』
と言われること。
このような質問をしてくる親御さんは、短期で結果を求めるタイプ。
『100%成績が上がります』などという保障は、ダイエット食品の広告と一緒で逆に危ないもの。
そんなお手軽にいくのなら、どの子供達も苦労はしませんよ、と。
こちらも仕事なので、こういう場合は短期で成績を上げるような方法を取りますが、
対受験ともなると、このような対処療法では通用しません。
知識もメンタルも、両方を上げるには、親御さんの理解と時間が必要です。
そもそも、1日2時間の学習習慣がついていない生徒の場合、
その習慣をつけさせることが大変。
それをクリアしてから、学力うんぬんの話になるのだと思います。
教育最大の壁は『親』
それにどこまで挑戦できるのか。
やるだけやってみたいと思います。
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お受験の星 2 (2) (ビッグコミックス) 著者:今谷 鉄柱 |




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